舮の一番先

今しか撮れない景色に感度高くありたい。最近フィルムも始めました。

平成31年1月 シンガポール旅行記(5)マーライオン・マリーナベイサンズ・カジノ

 

Merlion

 

▲言わずと知れたシンガポール名物だ。がっかり観光名所だなんて言われるけれど、インスタグラム全盛の今、むしろ観光客たちの絶好のフォトスポットになっている。もちろんマリーナベイが向かいに建ったからからかもしれないが、もはやダントツの観光名所だろう。

(Leica M5 / Voigtländer NOKTON classic 35mm MC / FUJICHROME Velbia 100) 

▲ヘリックスブリッジのあたりまで歩いて、気温にやられそうになった。

暑かったから気づいていなかったけど、実は曇りだったんだな。写真は正直だ。

 

▲というわけでスターバックスに避難。これは多分日本にはないメニュー。冷たい緑茶レモネードだ。ジトッとした気候の中でこれを飲むと爽やかで美味しい。滞在中なんども飲んだ。いかにも観光客だという格好をしているからか、それとも注文ミスを防ぐためか、注文すると" What's your name ? "と聞かれる。でも僕の名前は外国人には聞き取れないものなので、ちょっと短縮したというか、外国人が効きやすいようにアレンジした名前を名乗っていた。

そういえば、シンガポールではこういう観光名所で物乞いやシツコイ写真詐欺がいない。上海では観光地にいると「絶対こんなところで写真撮らないだろ!」というような交差点でしつこーく「写真を撮ってくれないか」と話しかけてくる若い女性がたくさんいる。そんな時は、スターバックスに逃げ込むと治安が良くてゆっくり休めたのを思い出した。

 

 (SONY α7s + Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS / 28mm / ISO800 / F4.0,1/60sec ) 

▲夜はこんな感じ。これは割とマーライオンに近寄って撮った。

マリーナベイを背景にしてもっと引き寄せたいなら、70mmは欲しいところかな。

 

 (SONY α7s + Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS / 35mm ) 

▲マリーナベイサンズのショーを見るなら、対岸のこちらから見ると空いていて見やすい。

 

Marina Bay Sands

 (SONY α7s + Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS / 16mm ) 

▲正直なところ、これがが見たくてシンガポールに行ったも同然だ。

雨期だからか、体感的にはピーカンの晴天のように感じていたのだけど、滞在中はほとんど薄く雲がかかっていたようだ。だけど、この一瞬は青空が見えて、まさに撮りたかった写真が撮れた。ちょっと加工しすぎた感もあるけれど、ダイナミックな現代建築はこのくらいでも良いんじゃないかな。これをポヤポヤした感じに仕上げてもね。もちろんフィルムで撮った方はそんな感じなんだけど、それは別記事で!

 (SONY α7s + Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS / 16mm ) 

▲吹き抜けの開放感がすごい。さて、マリーナベイサンズ といえば屋上のプールだけれど、あそこはマリーナベイのホテルに宿泊していないと入ることができない。屋上から景色を楽しむことにしよう。知らない街を訪れたら、必ず高いビルの展望台から街全体を眺めるようにしている。

▲一旦地下フロアに降りて、列に並ぶ。土産物コーナーの脇あたりに列ができているのだけれど、さほど長い列ではないが進みが遅い。一組ごとに係員が写真を撮って後で購入できるのだが、写真を撮られないと先に進めない仕組みなのだ。さらにエレベーターホールも大きいわけではない。さらに、チケットをその場で買おうとすると、けっこう並ぶ。チケットで並び、エレベーターでも並ぶことになるのだ。

 

▲チケットは自動販売機でも買えるし、クレジットカードも使える。こんな感じのレシートのようなチケットしか出てこないので不安になるかも知れないが、これでちゃんと入場できる。マリーナベイのショー「スペクタクル」に合わせようとすると窓口はとても並ぶので、自販機で買うか、HPで事前に購入しておいた方が良いだろう。

 

 

 (SONY α7s + Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS / 35mm ) 

▲日没は19時30分ごろだった。日の出が7時30分なのに!ちょうど夕暮れ時に撮れて満足だ。

 

 (SONY α7s + Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS / 35mm) 

▲こちらはガーデンズ・バイ・ザ・ベイ、国立公園だ。今回は行く時間がなかったので、もう一度シンガポールに旅して行ってみたい。ライトアップがド派手。

 

カジノ

 ▲さて、カジノ。マリーナベイサンズ の足元にある。中国語では賭場。

日本にもカジノができる可能性がある昨今、実際にプレイせずには賛否を語ることはできないだろう。

よし、100倍に増やせば新品ライカもノクチルクスも買えるぞ!(よく考えたら100倍では足りなかった……)

普段は競馬もパチンコも、一切ギャンブルはしないけれど、余ったお金200シンガポールドルを全て突っ込んでみたところ……

1/1000になってフィニッシュです。高い勉強代だった……

 

まず、カジノに入る前には荷物をクロークに預けるのだけど、その際にクロークに預ける荷物を含めて「カメラはあるか?」と尋ねられる。「ある」と答えると、スーツケースだろうとカバンだろうと、すべての中身を開いて「これがカメラだ」と申告しないといけない。ただ、クロークの係員はフィルムカメラという物を知らなかったようで、正直に申告したM5を" Is this Camera ? "なんて聞いてきた。

 

 (SONY α7s + Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS / 16mm ) 

▲カジノの中は撮影禁止なので、代わりに展望台からの写真の続きです。

カジノの中は、1階は喫煙可能なのでタバコ臭い。2階は禁煙だが、敏感な人は吹き抜け側には座らない方がいいだろう。マスクはマナーに反するので、しない方がいい。

さて、プレイしたゲームはスロットとルーレットだ。本当はカジノらしいポーカーや大小、バカラをプレイしたかったのだけれど、これらのゲームは細かなルールはカジノによって違うので、ディーラーにルールを確認した方がいい。ただ、シングリッシュが僕には全く聞き取れず、諦めざるを得なかった。

 

  (SONY α7s + Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS / 35mm ) 

スロットに100ドル、ルーレットに100ドル使ったが、スロットはやめた方がいい。お金を投じて回しても、止めるスイッチが付いていない。つまり、目押しのような、自力でなんとかなるものではないのだ。自動的に目が決まってしまうので、完全に運任せ。正直これはつまらない。

ルーレットも、マシンが自動でやってくれるものとディーラーが立っているところがあるけれど、後者にした方が駆け引きが楽しめると思う。ただ、チップ1枚2.5ドルくらいでレートが高い。やるなら、5万円程度持っていかないと、駆け引きが始まるほど場が温まる前に「時間切れ」になってしまうだろう。

 

さて、あとは帰国するだけです。

続く

 

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