令和2年2月 中銀カプセルタワービルを見学した(1)
前から行こうと思っていながら中々行けなかった、中銀カプセルタワービルを見学してきました。保存か、解体か、中を見ずに言うのも何だか変だけど、中を見れば一層悩ましいというのが正直な僕の思いです。
見学ツアーは「中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクト」のWEBサイトから申し込みました。やっぱり「百聞は一見に如かず」だと思います。
(Leica M-P 0.72 / Voigtländer NOKTON Classic 35mm F1.4 / FUJIFILM SUPERIA X-TRA 400)
▲外観。ここの下で待ち合わせなんだけど、遠くからではうっすらとしか見えないネットが目立つ。この高さだと外壁剥離は洒落にならないので、美観を損ねるとは言えど仕方ないと思う。
(Leica M-P 0.72 / Voigtländer NOKTON Classic 35mm F1.4 / FUJIFILM SUPERIA X-TRA 400)
▲「プ」「ビ」だけじゃなくて住居表示まで剥がれてしまっている。フォントに年代を感じるね。
(SONY α7III / Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS)
▲これ、何かと思ったらレターボックスなんだそうだ。でもこれではA4サイズの封筒は入らないし、B5でも厳しいと思う。ペンキが変色したり剥がれてしまっていて「レトロフューチャー」の行き着く先を目の当たりにした気分になる。
(SONY α7III / Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS)
▲この黒々とした塗装が、中銀カプセルタワービルの本来の色味なのだそうだ。
(SONY α7III / Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS)
▲例えば「中銀」と書かれた部分は今や錆の茶色だけれども、光沢のある黒が本来の色だったらしい。ちょっと見てみたい。
(SONY α7III / Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS)
▲時代を感じるフォント。やっぱり実際に足を運ばないと分からないことがある。百聞は…なんていうけれど、視聴覚だけでなく「触覚」「嗅覚」「味覚」もとても大事。
写真じゃわからない、長年経過したカビと埃のごまかせない匂いが漂っている。ヴィンテージの風格でもあるし、ダメな人にはダメなものだとも思う。
(SONY α7III / Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS)
▲カプセルを下から見上げる。床下が!!
率直に言って、これはやばい。
(SONY α7III / Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS)
▲カプセルを上から見下ろす。本来は取り換えるものだった…というのがよくわかる。これほど埃が積み重なっては、痛ましい。
(SONY α7III / Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS)
▲オレンジが本来の塗装だったようだ。メーター類の覗き窓もお洒落。
テプラじゃなくて、テープライターなのも時代を感じる。テプラだと薄れちゃいそうだけど、エンボスのテープライターは長持ちするなあ。
(SONY α7III / Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS)
▲新築時のパンフレット(復刻版)。お土産にゲットしました。
1ページ目の黒川紀章が若かくてカッコいい!絶対入手した方が良いです。
続きます!