平成30年に買って良かったもの-Leica M5
お題のシーズンはちょっと過ぎてしまったけれど、前回の続き。
DIIIを入手して、その後ニッケルのElmar 5cm F3.5を手に入れたものの、「M型はどうなんだろう……」と気になって気になって夜も眠れない。完全に恋の病である。
▲ほら、カッコいいでしょ?
買うのは仕方がない(完全に沼)のだから、一撃で沈めたほうが良い。
ケチらず回り道をせず、いちばん欲しいものを買ったほうが良い。
いろいろ調べて、王道のM3かな……と思ったのだけれど、ボディは黒が嬉しい。
後塗りのM3もあることにはあるけれど、高橋塗りは流石に全く手が出ない。
M5かM6か、というところでマップカメラやレモン社を回って触ってみたところ、M6は手に馴染む大きさなんだけど、触ってみれば確かにM5のほうが持ちやすい。
▲デカイ。確かにデカイ。でも脇を締めてスローシャッター切るにはちょうどいい大きさじゃない?
発売当初は「弁当箱」だとか「キャノネットライカ」だとか言われたようなんだけど、縦構図やスローシャッター切る時にはM5のほうが断然持ちやすい。
バルナックで1/8秒なんて絶対に手ブレする。荷物を降ろして、電信柱や壁に寄りかかって、息を止めてもやっぱり手ブレする。モノクロで撮ればわかりにくいけど、8割近く手ブレしているのを見ると、やっぱり勿体無いなーと思ってしまう。1/20秒でも手ブレする。もうこれはどうしようも無いものだと考えるしか無い。
▲買った時は並品扱いでした。全然スレも分からないし、美品じゃない?って思ったけど、M5は使い込んでる人が少ないからか「美品」は本当に新品クラスのことを指すようだ。
屋内や夜の街並みを撮るなら、1/15秒、時には1/8秒で撮ることもあるのだけど、M5なら2枚に1枚はうまく行っている(気がする)。
あと、よく言われることだけど露出計。M5のアナログな針表示は直感的で分かりやすい。頭をあんまり使わない。
▲アレモコレモさんの記事。(度々言及してスミマセン。M5買う時も、何度も読んで参考にさせていただきました)
「今自分がいる場所の露出が分かるか?」って、僕分からないんですよね(開き直り)。真夏とか、ぴーかんの昼間ならともかく、今いる部屋の露出分かります?
ISO400のフィルムだったら?それがISO100のフィルムに変わったら?
絞りを1段開けたらシャッタースピードはいくつになる?
この辺は麻雀の点数計算と一緒で、そのうち体で暗記できるんだろうけれど、それまでは分かりやすい露出計で、数をこなすしか無いよね。
▲底部の擦れは、僕が使ってついたもの。買った時は全く何もなかった。本当にこれで並品なのか?あと、アイレットが縦釣りなのも他人と違って良い(中2病)。
というわけで、DIIIがきて数ヶ月でM5が仲間入りしました。なんでカメラって増殖するんでしょうね…。
といいつつ、まだまだM6諦めていません(完全に病気)。
高騰が激しいので、早めにゲットするに越したことはないんだけど、慌てて買わずに欲しいものを見極めたい。
ボディの色は黒がいいんだけど、ちょっとこだわりたいところは1984年製のM6が欲しいんです。つまり、僕の生まれ年と同じもの。
どうせ使っていれば擦れ傷とかはつくので、外観の状態にはさほどこだわらないけれど、動作状態はしっかりしたものが欲しい。露出計は…どうなんだろう?
▲ストラップはDoppietta Tokyoでポチりました。こっちもかっこいいでしょう?
M5のレンズはコシナのVoigtländer NOKTON classic 35mm F1.4にしているんだけど、レンズもまだまだ気になるものがあって、まだまだ全然落ち着かないな。