舮の一番先

今しか撮れない景色に感度高くありたい。最近フィルムも始めました。

平成31年1月 シンガポール旅行記(10)Velvia100で撮影した写真…リバーサルは難しい

今回はリバーサルフィルムで撮影した写真です。いやー苦戦しました。現像から上がってきたのを見て「こんなに青紫だっけ!?」とびっくり。抜けるような青空をヌケ感たっぷりに写すつもりが、案外曇っていたのに気づかず写していたのが原因かもしれません。

(Leica M5 / Voigtländer NOKTON classic 35mm MC /  FUJICHROME Velivia 100)

▲具体的にいえば、この一枚。もう1段くらい明るく撮ればよかったのかな?体感気温と光量は一致しないっていうのを痛感しました。

 

(Leica M5 / Voigtländer NOKTON classic 35mm MC /  FUJICHROME Velivia 100)

▲これはあまり気にならなかったな。もちろんLightroomとかフォトショップでホワイトバランスと色被りを調整すればいいんだけど、今回はあえてそのまま載せてます。

 

(Leica M5 / Voigtländer NOKTON classic 35mm MC /  FUJICHROME Velivia 100)

▲リトルチャイナで撮った一枚。昼前の明るい時間帯に撮ったのだけど、ビルの陰で薄暗い感じに。窓枠が思いっきり紫色になっている。これも「ちょっと雲が出ているけど、まあいけるだろ」みたいな慢心で写すんじゃなくて、ちゃんと建物の1階側を基準に露出決めればよかったんだな。勉強になったぞ。

 

(Leica M5 / Voigtländer NOKTON classic 35mm MC /  FUJICHROME Velivia 100)

▲これも結構紫が出ているんだけど、釣り下がっている提灯飾りの浮き上がる感じには満足。同じところをデジタルでも撮っていたのだけど、手を伸ばすと掴めそうな立体感はリバーサルフィルムで撮った甲斐があるな。

 

(Leica M5 / Voigtländer NOKTON classic 35mm MC /  FUJICHROME Velivia 100)

▲スリ・マリアマン寺院。もっとスカッと晴れていると、像の色鮮やかさが際立ったんじゃないだろうか。つまり、リバーサルは使いどころが肝心ってこと。

ただ、フィルムカメラって、一度詰めちゃうと撮り終わるまで交換できないんだよな……え!?フィルムカメラを2台持っていけばいいって!?

 

(Leica M5 / Voigtländer NOKTON classic 35mm MC /  FUJICHROME Velivia 100)

▲さて、スカッと晴れているとどうなるか。影が強烈に出る分、暗いところか紫がかってしまうんだね。逆光で撮っちゃダメだ。

 

(Leica M5 / Voigtländer NOKTON classic 35mm MC /  FUJICHROME Velivia 100)

▲空に露出を合わせて撮ったら、ヘリックスブリッジが相対的に暗く…つまり紫が強く出てしまったという一枚。くぅ〜厳しいぜ……。

 

 

(Leica M5 / Voigtländer NOKTON classic 35mm MC /  FUJICHROME Velivia 100)

▲構図はともかく、夜景を取れば紫被りはほとんど気にしなくていい。とはいえ、でっかいものはうまく取れてもデジカメと大差ないので、以前銀座の夜を撮った時のように、街中を撮った方が面白そうだ。これは今回の学習ポイント。昼間はよほどの晴天で抜けるような青空でないと、思ったようには撮れない。そして、ISO100でもF1.4で繁華街を撮るなら意外とイケる。頑張ろう!

 

 

(Leica M5 / Voigtländer NOKTON classic 35mm MC /  FUJICHROME Velivia 100)

▲36枚撮って、一番うまく撮れたと思ったのはこれ。やっぱり緑が入るとすごく鮮やかだ。シンプルな画面構成ではなくて、欲張ってたくさん詰め込んだ方がリバーサルフィルムの特性が出て、よりリバーサルらしい写りが出るんじゃないだろうか。今回は苦戦したけど、まだまだ上手くなれるってことだな!

 

 

シンガポール旅行記、以上です!